紫外線で蛍光発色の特殊塗料
ケイムライト・メバル編
レポーター 守田博 氏
岡山県在住40歳 釣り歴30年ルアー歴13年
岡山県瀬戸内海沿岸をホームグラウンドとする。
ジグヘッドのワーミングとスプーニングを中心に
アンダーショット・スプリットショットを交え、年中
メバルを狙っている。

 
メバルに紫外線発光塗料ケイムライトが効果があるのか!ということで検証してみた。

ケイムライト・ジグヘッド編

【検証方法】

ケイムライトをジグヘッドに塗装。
ジグヘッドのカラーの効果を明確にするために、ワームはノングローのクリアーカラーのみ使用。

【検証結果】

特にデイゲームに効果があり、速掛けモスグリーンにケイムライトレッドを塗装したものにバイト
が集中するケースが多かった。
これは、下地のカラーによって紫外線による色が鮮やかになったり地味になったりするため、
デイゲームにおいてはアピール系のカラーよりもモスグリーンのように地味なカラーの方が
相性がよいと現時点では感じている。
ケイムライトの他のカラーについても、効果的なケースがあるものと考えられるので今後も
機会があれば紹介したいと思っている。

夜も月の光や常夜灯など、若干の紫外線がある為、ナイトゲームでもケイムライトを試している。
こちらはデイゲームのときほど明確な差を今のところ感じられなかった。

しかし、月夜で活性の低いときに良型がヒットするケースが、たびたびあったので状況によっ
てはケイムライトが効果的かつ有効な場面があると考えられる。(検証続行中)

現時点での個人的な見解だが、デイゲーム、ナイトゲームともケイムライトを使用する上で
意識しないといけないのは、ベースとなる下地のカラーしだいで、同じものでもケイムライトの
色が別物になるので気を付ける必要があるということである。

いずれにしても、ケイムライトの登場で、目に見えるカラー以外にも新たなカラーローテーション
が生まれ、メバリングにおいても新たな楽しみ方や発見が出来るのではと思われる。

 
ワーム編に続く・・(今冬予定)

ジグヘッド塗装とは違い、ワーム自体にケイムライトが含有されるということは、アピール力に
違いがでると思われる。ジグヘッドが点のアピールとすれば、ワームでは面のアピールができ
るということが考えられる。お楽しみに。
 

Part.2 蓄光・ジグヘッド編


メバルに夜光は定番です。
では、夜光のカラーで釣果にどんな違いがあるのか!ということで検証してみた。

【検証方法】

蓄光塗料をジグヘッドに塗装。
ジグヘッドのカラーの効果を明確にするために、ワームはノングローのクリアーカラーのみ使用。

【検証結果】

[蓄光ペイントグリーン]

一般的な夜光カラーで、今回使用した中では最もアピールが高く、常夜灯まわりではスレやすい
場面はあるものの、暗闇では一番の実績を残したカラー。

[蓄光ペイントブルー]

蓄光グリーンと比べると、フラッシュ照射直後から薄暗く発光しアピール度も控えめ。30分以上発光
しているが、蓄光レッドほど徐々に暗くはならず、コンスタントに薄暗く発光している。
蓄光グリーンがすれているときや反応の悪いときに、切り替えると効果的なこともある。

[蓄光ペイントレッド]

蓄光グリーンと比べ、発光時間が短くアピール度も控えめ。しかし短いとはいえフラッシュ照射後、
30分以上は発光し、5分過ぎくらいから徐々に暗くなるので微妙なアピール調整もできる。
常夜灯暗闇を問わず幅広く使える優れもの。ぜひ試していただきたいカラーの一つ。

 
ジグヘッドに塗装してみよう!

ジグヘッドに塗装してもすぐ剥がれてしまうという方の為にお助けグッズ紹介。


蓄光塗装の場合 ケイムライト塗装の場合


 
蓄光は、下地が白色の時に一番鮮やかに発光します。
ですから、ホワイティベースを下塗りし蓄光塗料を塗る
ことをオススメします。

また、赤色蓄光塗料は紫外線で変色しますので、
UVカットトップコートで仕上げていただくと、剥がれにくく
塗装も長持ちします。



 
塗装無しのジグヘッドにケイムライトを塗る場合は、
ホワイティベースを下塗りしその上にケイムライトを
塗ることをオススメします。

また、カラードジグヘッドにケイムライトを塗る場合は、
下地の色を生かすため、密着プライマーを下塗りし
塗料の密着をよくしてから、ケイムライトを塗って下さい。

ケイムライトは紫外線により発光するので、紫外線
カットのトップコートは使用せず、ケイムライト専用の
トップコートをご使用下さい。